毎日のように寄るスーパーのお買い物もあれば、年に一度の固定資産税の支払い、数年に一度の車検や地震保険の支払い。持ち家だと10年~15年に一度外壁の塗り替えなんていうのもあります。
支払いだけではありません。サラリーマンといえど、収入は多い月(ボーナス月)と通常月があります。これらとうまく付き合っていかないと、支出の多いときは言い訳に。収入の多い月は、気が大きくなって散財してしまいがちです。
そうならないためにも、まずは予算を決めていきます。
ポイントは一つ。
管理する単位
これだけです。
キチキチ細かいことを続けるのは性に合わないので、本当に最低限で家計簿が付けられるように工夫した結果、ここさえ押さえとけば大丈夫だろってなりました。
では2017年の家計簿を見ながら、実際に2018年の予算を組んでいきます。

食費は週と月で管理する
日々の買い物は週管理
買ったその日、その週くらいに使い切ってしまうような生鮮食品と日配品は週単位で管理します。野菜にお肉、お魚、卵や納豆、牛乳など。
牛乳は我が家の場合1日1.5本ほど消費されるので、1週間というと10本。1本あたり170円とすると、1週間で1,700円の予算ということになります。
調味料やお米は月管理
お米や調味料といったある程度まとまった量を買い、一度には全て使い切らず1ヶ月ほどかけて使うような食料品は月管理で管理します。
そして5%offの日などお得に買い物できる日を狙って買います。
我が家がよく行くザ・ビッグなら
- 毎月第2日曜日
- 20日
- 30日
月に3回5%offになる日があります。
調味料やお米など、あと10日分くらいあるかな?って量なら判断はつきやすいのではないでしょうか?我が家ではgoogleアプリのkeepを使って在庫管理をしています。
買う目安の量も一緒に書いておけば、自分以外の人に買い物リストを作ってもらうこともできます。
その日を万が一逃してしまった場合は
- 10日のポイント5倍デー
- 5日・15日・25日のポイント2倍デー
これらを利用します。
2017年実績 | 2018年予算 | ||
食材 | 605,437 | 510,000 | 8,500円×5週×12ヶ月 |
牛乳等 | 87,783 | 90,000 | 1,500円×5週×12ヶ月 |
米 | 食材に含む | 72,000 | 6,000×12ヶ月 |
調味料 | 55,182 | 48,000 | 4,000×12ヶ月 |
菓子等 | 13,534 | 月予算の余りで | |
食費 | 761,936 | 720,000 | 60,000×12ヶ月 |
ポイントは外食費は食費としないこと!
外食は1食行くだけで1週間の食材費の金額をオーバーすることもあるので、これはレジャー費と考えることです。
ライフラインは月で管理する
- 水道代
- 電気代
- スマホ
- 家のネット+電話
- NHK
実際の支払いは水道代は2ヶ月に1回、NHKは年1回の支払いですが、これは1ヶ月あたりに按分して計算します。
実際には管理なんて大層なことはしていなくて、月に1度通帳やカードの利用明細をチェックしているだけですけど。電気代は月によって変動はありますが、それ以外はほとんど変わらないので予算が組みやすい項目だと思います。
2017年実績 | 2018年予算 | 1ヶ月当たり | |
水道 | 68,230 | 72,000 | 6,000 |
電気 | 178,344 | 180,000 | 15,000 |
スマホ | 47,560 | 50,000 | 4,167 |
家のネット+電話 | 60,249 | 60,000 | 5,000 |
NHK | 13,990 | 13,990 | 1,166 |
ライフライン | 368,373 | 373,990 | 31,166 |
消耗品は年で管理する
コンタクトは楽天スーパーセールの時にまとめ買いしたり、ティッシュやトイレットペーパー洗剤といったものも防災を兼ねてまとめ買いすることが多いです。細々とした出費がどれほどのものか、2017年は金額しかメモをしてこなかったので予算を組みづらいですが、ちょっと多いかな?と減らしたい項目でもあります。
1ヶ月当たり | |||
コンタクト | 30,283 | 38,000 | |
コンタクト洗浄液 | 8,980 | 10,000 | |
日用品 | 162,269 | 100,000 | |
消耗品費 | 201,532 | 148,000 | 12,333 |
子供費は月と年で管理する
月で管理する子供費
- 学校の授業料・給食費・PTA会費等
- 習い事
- こづかい
授業料は年の初めに1年間の金額が通知されるので、これを12ヶ月で按分しましょう。口座手続きの間に合わない4月の引き落としはなくて5月は2ヶ月分、端数調整で1ヶ月だけ金額が多い…なんていうのも全て均してしまいます。
年で管理する子供費
- 衣服費
- その他臨時出費
季節の変わり目にまとめて買って数万かかる月もあれば、全く買わないつきもある。そんな費用は年間で管理します。
例えば…
- 運動靴は半年に1足買い替えで、一足辺り4000円必要なら4,000円。
- ワンシーズン着るシャツが4枚あればいいなら1枚1,500円×4で6,000円
こんな感じで具体的にイメージをすると予算を決めやすいと思います。
年間予算を決めたらこれを12ヶ月に按分して月の見積もり費用として家計計上します。
2017年実績 | 2018年予算 | 1ヶ月当たり | ||
むぅさん学費 | 120,000 | 120,000 | 10,000 | |
スマイルゼミ | 66,186 | 88,932 | 7,430 | |
部費 | 34,200 | 24,200 | 3,025 | 8月で引退予定 |
こづかい | 25,500 | 30,600 | 2,550 | |
まこさん学費 | 79,986 | 85,512 | 7,200 | |
児童クラブ | 92,500 | 0 | 2017年で退所 | |
習い事 | 14,925 | 0 | 2017年で辞めた | |
こづかい | 14,925 | 17,000 | 1,417 | |
衣料費 | 27,778 | 50,000 | 4,167 | |
子供費 | 476,000 | 416,244 | 35,788 |
車関連費は月~数年単位で管理
車関連費用の管理はとても長いスパン管理が必要です。
月で管理する車関連費
- 自動車ローン
年で管理する費用
- ガソリン代
- メンテナンス費用
- 自動車保険
- 自動車税
自動車保険は若干お得な年払を採用しています。メンテナンス費用はワイパーやオイル交換、洗車道具の購入など。ガソリン代は月でもいいんだけど、一回あたりの給油で7,000円前後はかかる上、月初に入れると月2回、月中なら1回だけとなりがちなので年予算で組んで月按分してしまいます。
我が家はゆたさんが車好きなので、お金をかけ出すとキリがありません。なのであらかじめ予算を決めて、それをオーバーする部分はお小遣いで、と線引きしています。
数年で管理する費用
- 車検
- タイヤ交換費用
車検は2年に1度まとまった金額が必要になります。タイヤは走行距離や環境によるのでしょうが、やはり大きな出費となるものです。支払額(または支払い予想額)を対応期間(車検なら2年)で按分することで費用を平準化することができます。
2017年実績 | 2018年予算 | 1ヶ月当たり | ||
自動車ローン | 597,792 | 597,792 | 49,816 | 月払額 |
ガソリン代 | 76,229 | 72,000 | 6,000 | 見積按分 |
自動車保険 | 69,024 | 67,950 | 5,752 5,663 | 2017/3~2018/2 69,030/年 2018/3~2019/2 67,950/年 |
自動車税 | 41,520 | 41,520 | 3,460 | 39,600円+2,000円/年 |
メンテナンス等 | 29,401 | 30,000 | 2,500 | 見積 |
車検 | 15,000 | 36,000 | 3,000 | 2017/8車検費用71,610円 2019/7まで24ヶ月按分 |
タイヤ交換 | 自動車ローン(新車購入費用)に含む |
医療費は年管理
- 生命保険料
- 病院費
生命保険料はゆたさん月払、私のは年払となっているので、これは12ヶ月で平準化します。
病院費用は見積が難しいところ。ただ予算オーバーだからかかるの辞めよう(´・ω・`) となっては本末転倒なので、ここは多めに見積もって、余ったらラッキーと考えましょ。
2017年実績 | 2018年予算 | 1ヶ月当たり | ||
ゆたさん保険 | 151,968 | 151,968 | 12,664 | 月払額 |
じゅん保険 | 103,791 | 103,791 | 8,649 | 月按分 |
病院 | 69,024 | 100,000 | 8,333 | 見積月按分 |
医療費 | 60,812 | 355,759 | 29,646 |
夫婦こづかい
夫婦のこづかいってどれくらいが適当なんでしょうね?月収の1割を目安に…とかいうけど、我が家は夫婦ともに月6000円ずつとしています。
お昼はお互いお弁当を持っていくので、純粋に自由に使えるお金。足りない分はポイントで稼いだり。

現金渡しでもいいのだけど、お互いカードで買ったりすることも多いので手帳におこづかい帳をつけて、年間で72,000円までと決めています。
2017年実績 | 2018年予算 | 1ヶ月当たり | |
夫婦こづかい | 144,000 | 144,000 | 12,000 |
住宅費は月管理と臨時管理
一番厄介な項目ですが、我が家でのルールはこうしました。
月管理すべき住宅費
- 住宅ローン
- 固定資産税
- 町内会費
- 地震保険
これらは金額の予想がつきやすく、半年ごと固定だったり5年固定だったりするので月で按分して費用管理することにしました。
2017年実績 | 2018年予算 | 1ヶ月当たり | |
住宅ローン | 1,043,052 | 1,043,052 | |
固定資産税 | 137,600 | 132,100 | |
町内会費 | 7,200 | 7,200 | |
地震保険 | 35,000 | 35,000 | |
住宅関連 | 1,187,852 | 1,217,352 | 101,446 |
臨時費とした住宅費
数年に一度。かつ費用が大型で見積りづらいものは月々の家計管理には向きません。年単位でライフプランニングすることにしました。
- ベランダの防水塗装(5~10年に25万前後)
- 防蟻工事(5年毎20万前後)
- 外壁塗装(15~20年毎150万オーバー?)
- エコキュート(10~15年毎50万?)
- 冷蔵庫(10~15年毎20万前後)
- 洗濯機(8~10年毎15万?)
- ソファ(7~8年毎10万前後)
- テレビ(10年毎10万?)
- エアコン(10年毎25万?)
思いつく限りピックアップしたつもりですが、やはり予想がしにくいです。これらの費用は家計簿管理とはせず、家計簿で貯金として貯めたものから払っていきたいと思います。
交際費・レジャー・イベント費は年管理
かけようと思えばいくらでもかけられる項目です。そして「今日は記念日だから」と言い訳につながりやすい日でもあります。なので、キリがないのできちっと予算を決めます。
2017年実績 | 2018年予算 | 1ヶ月当たり | |
両実家年賀 | 25,592 | 25,000 | |
親戚年賀・お年玉 | 8,040 | 10,000 | |
誕生日 | 26,971 | 40,000 | |
結婚記念日 | 8,640 | 10,000 | |
クリスマス | 15,256 | 25,000 | |
その他交際費 | 24,124 | 100,000 | |
その他特別費 | 67,280 | ||
レジャー費 | 38,117 | 50,000 | |
214,020 | 260,000 | 21,667 |
お年賀やお年玉は件数も目安としている金額も決まっているので予算が組みやすいです。誕生日は一人1万円を自由に使えるように。欲しいものを買ってもいいし、プロデュースを頼むのも自由。ただし予算内で、ということにしました。
その他交際費・特別費は見積りにくいところなので、ざっと10万。余ればそのまま貯金に回せるよう、多めに予算を組んでみました。
ちなみに外食はココ。レジャー費になります。
収支を把握する
ここまで予算を決めたら、日々注意してお金を使わなければならないのは食費だけだということに気づけると思います。それも調味料やお米代を除いた食材費だけ。
あとはほとんど年間の予算管理となるので、スプレッドシートなどで費目ごとにシートを作り、購入毎にメモ。あといくら使えるかな?というのを確認するだけで十分。
というわけでまとめると…
2017年実績 | 2018年予算 | |
給与収入 | 4,452,011 | 4,200,000 |
賞与 | 940,263 | 900,000 |
年調還付 | 149,000 | 140,000 |
楽天P付与 | 88,642 | |
児童手当 | 240,000 | 240,000 |
収入計 | 5,869,916 | 5,480,000 |
食費計 | 761,936 | 720,000 |
ライフライン | 372,481 | 373,990 |
子供費計 | 523,886 | 516,244 |
車 | 829,565 | 845,441 |
医療費 | 316,571 | 355,759 |
衣服費 | 59,753 | 60,000 |
夫婦こづかい | 144,000 | 144,000 |
住宅費 | 1,222,852 | 1,217,383 |
交際費等 | 214,020 | 260,000 |
日用品 | 201,532 | 148,000 |
ふるさと納税 | 60,000 | 60,000 |
支出計 | 4,706,596 | 4,700,817 |
差引 | 1,163,320 | 779,183 |
収入は少なめに、支出は多めに見積もったつもりです。これより収入が多かったり支出が抑えられればプラスに、逆ならマイナスになります。
賞与を考えないと月々収支はマイナスに傾くのでキリキリしてしまいますが(´;ω;`) 年間ではしっかり貯金できる予定だから大丈夫かな?
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