先日キーワードが決まらないからブログが書けないという趣旨のツイートを見かけました。
それはすなわち、検索エンジンにひっかからない―検索結果で上位表示されることを狙える記事を書けないということです。
では、googleに評価されない記事は書く意味はないのか?
先日ブログを辞めようかと本気で悩んだ私が、ブログを書くことの意義について深堀します。



私がブログを辞めようかと思ったのは、ブログ評価が最低だったから
私がブログを辞めようかと思ったきっかけは、先日参加させていただいたウマキ@副業100万突破ブロガーさんのtwitter企画
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PV・収益アップ間違いなし😁#ブログ書け— ウマキ@副業100万突破ブロガー! (@Umaki11) October 26, 2019
こちらの企画に当選をいただいたこと。
が、喜んだのは一瞬。
私のブログ評価は、5段階中最低評価のE評価でした゚゚(゚´Д`゚)゚
辛口評価します!
【5段階評価】E
【被リンク】約0、ドメインスコア0
【総評】
ほぼ、日記ですね・・🤔見出しやタイトルも適当ですし、記事の内容も薄いです。
ブログの基本が全くできていないため、PVアップも難しいでしょう。
以下、詳しく説明します。
— ウマキ@副業100万突破ブロガー! (@Umaki11) October 27, 2019
評価をいただいたその日はもう本当めちゃくちゃヘコんで、それこそもうブログ辞めようかと思いました。
googleの基準と自分のこだわり
なぜ私のブログ評価はEランクなのか。ウマキさんは、その理由も詳しく解説してくださいました。
ほぼ日記で見出しやタイトルも適当。
記事の内容も薄く、ブログの基本が全くできていないため、PVアップも難しい。
記事のタイトルはもっと簡素なものにして、自分が検索するときのことを思い出すこと。無駄なワードを重要なタイトルの左側に持ってきてはいけない。
例えば
「【4人分266円/調理時間20分】かにかま丼+白身魚のフライ」
などの記事がありますが、、、
じゅんさんはグーグル検索をする時に、一度でも
「4人分 266円」などのワードを打ち込んだことがありますか?
このように、無駄なワードを一番重要なタイトルの左に持ってきてはいけません
— ウマキ@副業100万突破ブロガー! (@Umaki11) October 27, 2019
つまり、ウマキさんが提示してくださった「【4人分266円/調理時間20分】かにかま丼+白身魚のフライ」で言えば、
「かにかま丼 レシピ」、「かにかま レシピ」、「カニカマ 卵」などをタイトルにすることですね。
- タイトルや見出しにも上記の言葉を使い
- 文字量は最低6000文字以上
これが最低条件になるということです。
しかし私はレシピ記事について、元々検索で上位表示されること自体狙ってはいませんでした。
その理由は以下の2点です。
- 既にクックパッドなどの強ドメインのサービスが企業により提供されている
- プロがレシピを無料で公開している時代、個人のブログをわざわざ見る人はいない
では、プロの料理人ではない私がレシピブログを書くにあたって、どこで差別化をはかるか?
悩んだ末にたどり着いたのが、ウマキさんに指摘された部分。
- 1品ずつのレシピではなく、献立を考える手間を減らせるレシピにする
- 調理にかかる金額と時間を事前に知ることができる
この2点でした。
つまり、私がこだわって自分なりに考えた部分こそがgoogle評価にとっては不要な部分だということです。
自分がブログを始めた目的を思い出す
元々メンタルが強くなく、自分で自分を認めることで何とか続けてきたブログ。それを否定されるということは、これまでの自分を否定されたことのように感じられて、こんな思いをするくらいならもうブログは辞めようと思いました。
けれどブログを削除することは、それこそこれまで頑張ってきた自分を自分自身が否定すること。
せめて削除をする前に、もう一度どうしてブログをはじめようと思ったのか。
原点に戻って考えてみようと思いました。
ブログを始めた理由①日々のことをすぐ忘れてしまうから残しておきたかったから
記憶というものは常に上書き保存されます。つまり、忘れてしまうのは普通のことなのです。
忘れたくないと思うことならば、勉強のように日々記憶を上書きし、これは重要なことなのだと脳に言い聞かせなければなりません。
料理に例えるのであれば、何度も何度も作って自分の十八番レシピにして覚えるということです。
しかし私は毎日同じものは食べたくないし、むしろ理想は365日違うものを食べたい。けれど、毎度毎度献立を0から組み立てるのはメンドくさい。
それから子供たちの成長。
あの頃はこんなことで悩んでたんだ。そう気づくことが出来るのは、子供の成長に気づき、できなかった過去に気付いてこそ初めてできることです。
しかし、常に上書き保存されていく記憶。昨日できたのに今日できないとつい怒ってしまいがちだけど、昨日できるようになったのは、急にできるようになったのではなく、一昨日まで何度も何度も言い聞かせた過去があるから。そのことを思い出すきっかけにもしたいと思い、時々レシピとともにその日のエピソードを書いていました。
ブログを始めた理由②自分の体験を伝えることで、困っている誰かのヒントになったら嬉しかったから
子供たちの成長なんて、それこそ手帳にでも書いておけばいい話。それなのに何故ブログとして公開しようと思ったのか。それは、私自身が悩んだ経験があるからです。
人格形成の時期である学生時代によい対人関係を築いてくることができなかった私は、ママ友という響きがもうとにかく苦手。フルタイムで仕事をしているのを言い訳に、他のお母さんたちとコミュニケーションを取る時間を確保することもせず、うまく会話をすることすらできません。
しかしそこは便利な時代。困ったことがあってもネットで検索すれば大概のことはわかりますし、TwitterなどのSNSを使って相談することもできます。
それでもこんなこと聞いてもいいのかな?と思うことはありますし、ネット検索はそもそもキーワードとなる言葉が浮かばなければ検索することもできません。
そんなとき、記憶の片隅に「そういえばこんなこと言ってた人もいたよな」くらいに自分の書いたエピソードが居られたら、少しは同じように悩む人の気持ちを軽くすることができるかな?という思いがありました。
ブログを始めた理由③ついでにちょっとお小遣いが稼げたら更に嬉しいから
お金があって嬉しくない人はいないでしょう。
お金があれば、今まで欲しくても金額の高さを理由に買えなかったものが買えるようになります。いつでも行きたいところに旅行に行き、食べたいものを食べ、子供にも良質な教育を与えることができるようになります。
けれど現実には持っているお金には限界があって、これから稼げるだろう金額も想像がつきます。
卑屈に思うことではなく、それは事実です。
だからこそ、自分の収入に見合ったお金の使い方を模索してきたのです。
けれど、もしもう少し収入が増えたら?
読みたいと思った本をポイント還元率がいい日になるまで待たずに買うことに抵抗を覚えなくなるかもしれないし、欲しいけど高いしな…と悩んでいる東プレのキーボードも「買っちゃえ!」で買えるかもしれない。子供たちが休みの日にはもっと遠くまで遊びに行って、特別な思い出をたくさん作ってあげられるかもしれない。
現状が恵まれていないとは思いませんが、可能性・選択肢がグンと広がると思うのです。
そしてそのお金が何かの偶然によって手に入れたものではなく、自分の努力で手に入れることができたなら?
お金に色はついていませんが、宝くじに当たるのとは違う。
それはきっと親から小遣いをもらうだけだった子供時代から、自分で初めて働くようになってもらった初給料のような喜びだろうと思ったのです。
なぜブログの評価を受けたいと思ったのか?
自分がブログを始めた目的は達成できています。
①日々のことをすぐ忘れてしまうから残しておきたかったから は、過去のレシピを見るときに、そういえばこんなことあったなぁと懐かしむことができて楽しいですし、②自分の体験を伝えることで、困っている誰かのヒントになったら嬉しかったから は、ダウンロードされるライフプランニング表や検索流入で知ることができます。
③ついでにちょっとお小遣いが稼げたら更に嬉しいから についても、ちょっとしたお小遣い程度の金額は稼げるようになっています。
自分のブログ目的は達成できているのに、何故人から評価を受けたいと思ったのか?
それは、Twitterで毎日のように流れるブログ運営報告にあると気づきました。
みんなのブログはこんなに稼いでるのに、私はそんなに稼げてない。羨ましい。。。
つまりこれまで順位的には3位だった「稼ぎたい」って思いが、以前のちょっとお小遣いが稼げればいいよりも強くなったのです。

比べるのは過去の自分。そう思っていても、目に入ってくる情報はやっぱり気になってしまうんですね
お金を欲しいと思うのは悪?ブログで稼ぎたいと思うようになったのは成長の証
金銭的に余裕がないと日々の生活にいっぱいいっぱいになって、人間としての成長といった次元でものごとが考えられないと説いたのは、「隷属なき道」の著書ルトガー・ブレグマンです。
貧困はIQを13ポイントも下げるので、奨学金や有効な教育プログラムにいくら投資しても、そもそも貧困層にいる人は申し込まないというもの。元々は自費出版同然で発行された本ですが、噂が噂を呼び2018年にはビジネス書大賞の準大賞も受賞しています。
筆者はその解決策としてベーシックインカムを提唱しているのですが、残念ながら日本には生活保護という制度があるためすぐに導入されることはないでしょう。不正受給や(働けない前提があるとはいえ)働かずとも時間労働者よりも多くもらえるという問題点を抱えたまま、私は一納税者として義務を果たしていかなければなりません。
お金が欲しいと思うなら、自分で稼ぐ努力をしなければならないのです。
ではどうしたら稼げるようになるのか?
それは、人の役に立つことをすること。ブログに限らず、稼ぐためには誰かの役に立たなければならないのです。
逆説的に、稼ぎたいという気持ちは、誰かの役に立ちたいということだとも言えます。自分のためだったブログの運営を、誰かの役に立つためのブログにしたいと思えるようになった。
「金儲けをしたい」と言うと、ちょっとイメージが良くないと思う人は多いでしょう。お金がお金を稼ぐ資産運用や不労所得に対しては、怪しい、ズルいという感情を抱きがちです。
事実、中高生の約8割が『お金は汚いものだ』と考えている調査結果もあります。
かくいう私自身、資産運用も不労所得も得ているけれど、「お金儲けがしたいんでしょ」と言われると、抵抗感がありました。
けれど、人の役に立ちたいと思うことは悪でしょうか?
違いますよね。
自己肯定感を高める方法でもお伝えしましたが、人は努力したことを褒められると嬉しいと思うものです。評価を受けたいと思うのも、あたりまえの感情です。
ブログで稼げるということは、自分の努力が実を結んだ結果の一つ。
自分の書いた記事が誰かの役に立ったことの副産物でしかないのです。
グーグル検索で上位表示されることを狙う記事とは
かつての自分が目指していたブログのかたちと、今の自分が求めるブログのかたちに違いがあることがわかりました。
では、そもそもブログのあるべきかたちとは何なのか?
もう少し深く掘り下げていきたいと思います。
ブログは誰のためにあるものか?
googleで「ブログとは」と検索すると、次のように書かれています。
ウェブ サイトの一種。ホーム ページが簡単に作れるシステムで、日記公開や他からの意見の交流に使う。
ウィキペディアでは次のように書かれています。
ブログ (blog) は、World Wide Web上のウェブページに、覚え書きや論評などを記すウェブサイトである。「WebにLogする」のウェブログ (weblog) をブログ(Blog)と略称する。
日記とは、日々の出来事や感想などを書いた記録。精神的な健康を保つのに大変有効で、自分が迷った時の道しるべにもなってくれる頼もしい存在です。しかしそれはすなわち、自分のためのもの。
一方、グーグルが評価するブログ・稼げるブログになるためには、人の役に立つ、人のためのブログである必要があります。
つまり、ブログの目的が全く異なるのです。
この目的部分を見失ってしまうと、私のように迷子になってしまいます。

ブログ全消ししたくなりますのでご注意くださいね
思えば過去に消したブログの数々も、この目的を見失ってしまったことにあったと思います。
自分のブログをgoogleのSEO評価を上げるために精査する
自分のために書いた記事は、自分がブログを始めたきっかけだし、続ける意味。だから辞めたくないし、何より過去の自分を否定したくない。
どんなに嫌な事が起こっても、過去の自分を消し去ることはできません。ブログは消してしまえばネット上からは消えますが、自分の心にはしこりとなって残り続けます。
今回のことも成長の糧として活かすためには、過去の自分を認めた上で成長することが必要なのです。
googleから評価されない記事に書く意味はあるのか?
この答えは人によるでしょう。
ブログを書く目的が「稼ぎたい」だけであれば、SEOで評価されない価値に書く意味は見い出せないかもしれません。
しかし、あえて私はgoogleから評価されない記事にも意味はあると断言します。
それは、書くことそのものが習慣化できることにあります。
グーグルの検索で上位表示を狙う、SEO対策をした記事を書くハードルはとても高いです。
ネタ探しからキーワードの選定、競合するブログやサイトの調査、思わずクリックしたくなるキャッチ―なタイトルをつけ、見出しにも気を配り、イメージしやすい画像を見つけ、アイキャッチも作り、ようやく投稿できたなら、次はtwitterで宣伝して。そうして投稿した記事も反応が悪ければ書き直し…と、終わりがありません。
それが楽しい部分ではあるのですが、楽しさを見出す前に息切れを起こしてしまうことがあります。
息を吐くようにSEO評価される記事が書ければいいんですけどね。なかなかうまくはいきません。
加えて私の場合、元々googleに評価されることを(稼ぐこと)を目的に作ったブログではありませんでした。今は稼ぎたいと思いはしますが、ブログの運営自体がしんどくなって書くことが出来なくなってしまっては本末転倒だと思っています。
そのためにも、書くことを習慣化できたレシピ記事は私にとって必要な記事だったのです。
しかし、自分のための記事が、誰かの役に立ちたいという思いで書いた記事の足を引っ張ってはいけない。このままだと人に役に立つどころか、誰にも見てもらえないまま、またブログを辞めることにもなりかねない。
この差は埋めなければなりません。
自分のための記事はnoindex化してブログのGoogle評価上げを目指す
献立レシピは自分がブログを始めるきっかけであり、続けるための砦でもあります。
良記事と呼ばれるSEO対策を考えられた記事よりもグッとハードルを落とした自分のための記事は、ブログを書く楽しさを思い出させてくれる記事なのです。
だから辞めたくない。
そこでたどり着いたのが、noindex化でgoogle評価上げを目指す方法です。こちらについては、同じようにお悩みの方のために別記事にまとめたいと思います。
ブログを辞めようかと思い始めたあなたへ
ブログを書くことに対するハードルが上がり過ぎてるあなた。
ブログを書くことの楽しさを忘れてしまったあなた。
もっと気楽に、まずは書くことそのものを楽しみましょう。
先日書いた『副業で稼ぐならバレないブックレビューブログ×ラクマせどり(転売)が最強だからおすすめしとく。』で紹介した、2015年からブログを初めて1年で250万を達成。最高年収7500万、資産1億2000万稼いだ実績のあるクロネコ屋さんもツイートされていました。
最初は1日1000文字で限界だったのに、だんだん1日3000文字~5000文字書けるようになる。
これはスポーツで例えるなら入部して3ヶ月走り込みだけやらされて、ようやく基礎体力がついた段階。
ここからテクニカルな技能を身に付けていけば、かなり強力なライティング能力が手に入る。という訳で走れ
— クロネコ屋@ブログ×SNSマーケティング (@NINJAkusokuso) 2019年11月3日
そう。つまり書くことが大切なのです。
記事1つ1つの目的があれば、たとえそれが自分のための目的でもOK!SEO対策を考えない書きなぐった記事で、ブログ全体のgoogle評価を下げない手立てもちゃんとあります。

むしろそんな記事こそ筆者の顔が見えて好きだと思うのは私だけでしょうか?検索上位に表示される記事は確かに参考になる記事が多いけど、ブロガーのファンにはなりにくいのよね…
ちなみに自分のために書いていたレシピ記事も、コンセプトでまとめることでアクセス増のコンテンツになりました。
つまり、活かすも殺すも自分次第なのです。
以上、自分のための記事でした(笑)
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