10/100で成果を出す人と1/10で成果を出す人。
確率では同じ1/10ですが、評価されるのは圧倒的に前者である10/100成果を出す人です。失敗の数は問題ではない。いくつの成功を積み積み重ねられるかが評価の要になるのです。
「でも時間がないんだよ」
そう言い訳をしたくなるかもしれません。しかし評価されている人にとってもあなたにとっても、1日24時間なのは同じです。年何十億と稼ぐ実業家にとっても、日がな一日泣いて過ごす赤ちゃんにとっても、1日は等しく24時間です。
では100できる人と10しかできない人にはどんな差があるのか? 出来る人にはどんな秘密があるのか?
10の成果、20の成果を上げ、評価される人間になりたい人におすすめする本です。
- 仕事で評価されたいと思う
- 自分はもっと評価されていいはずだと思っている
- 日々やることに追われている
「入社1年目から差がついていた! 行動が早い人の仕事と生活の習慣」はどんな本?
ビジネスで評価される決め手は、「行動の早さ」。お膳立てしてもらわなくても、自分から考えて行動できる人は、一気に成長していきます。
本書では、さまざまな企業でプロジェクトに関わってきた著者が、行動が早い人のやり方・考え方を紹介。「やることのリスト化」「先回りの段取り」「メールのやりとりをスピーディーにするコツ」「身の回りのメンテナンス」など、行動力アップの秘訣が満載。悩みがちな人、仕事の着手にエネルギーを要する人などに、オススメの1冊
引用:amazon商品紹介
とても読みやすい本という印象を受けました。文体はもちろん、贅沢に1ページを使った各章で著者が訴えたいことの強調、文字のバランス、図解の入るタイミングなどなど。入社一年目という若い方を対象にしていることもあり、普段本を読まない層でも手に取りやすい。本の厚さの割にサラサラと流れるように読み進めることができるでしょう。
それを証明するように、2016年1月21日に第1刷が発行された後、2ヶ月足らずの3/7には第4刷が発行されています。つまり、3回の増刷がかかったということです。
重版出来というテレビドラマ化された漫画やバクマン。といったアニメ化された漫画をご覧になったことがある方は、この重版がいかにすごいことかお分かりいただけると思います。
どちらの作品もご存知ない方には面白いから一度見てみて!と言いたいところですが、とりあえず売れてる本!買って間違いのない本と思っていただけたらOKです。
著者は「ザ!鉄腕!DASH!!」の構成をする放送作家野呂エイシロウさん
野呂エイシロウさんは、放送作家。
「天才たけしの元気が出るテレビ」で放送作家としてデビューをし、その後も「ザ!鉄腕!DASH!!」「特命リサーチ200X」「奇跡体験!アンビリバボー」などを構成しています。
どれも長く視聴者に愛される長寿番組となっていますので、一度はご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか。
放送作家として数々のヒット番組をもつ野呂さんですが、戦略的PRコンサルタントという一面も持ち合わせています。放送作家として培ったノウハウを企業戦略に応用し、ソフトバンク、ネットライフ生命、サイバーエージェント、ビズリーチなどのプロジェクトにも携わっています。
そんな野呂さんが入社1年目の方を対象に書かれているシリーズの1冊が本作「行動が早い人の仕事と生活の習慣」です。
入社1年目の方を対象に書かれてはいますが、もちろん入社前、入社後10年、20年経った方が読んでも全く問題ありません。むしろ本質的な部分は外で仕事をしていない専業主婦の方にも読んで欲しい一冊です。仕事をしていない間に忘れてしまった・無くしてしまった考え方を取り戻すことで、外で働いているパートナーの考えを理解し、夫婦間の考え方の差を埋めるヒントになることでしょう。
評価の決め手となる「行動の早さ」
仕事では、なぜ行動の早いと評価されるのか? それは、仕事には求められるゴールがあるからです。
目指すべきゴールに向かって
- どれだけ進捗しているのか
- そのなかで課題となるのは何か
- その課題に対してどのようにアプローチしているのか
これをいつ尋ねられてもスムーズに答えられることで、「仕事ができるヤツだ」と判断されるようになります。
同じように仕事が早いことで評価をされたという点では、内向型人間のための伝える技術 の著者 望月実さんも実態験を語っています。入社後1週間かけて行われる新人研修に、遅刻したら大変なことになると考えた心配症な望月さんは30分前には会場にいるようにました。時には人事の方より早く会場に着いていて、あいさつも交わしたそうです。
会場に一番乗りした以上、後ろの席に座ることもできない。自然と前の方に座り、疑問に思ったことは質問をする。そんな1週間を過ごした結果、やる気がある人間と判断され、最初から重要な仕事を任されることになったのです。
仕事ができる人間だと評価されると、また新たな仕事を依頼され、その仕事がまた評価されるという好循環が生まれます。
これには望月さんのような心配症といった性格、やることが溜まっているのが嫌だという気質や育ってきた環境などの影響もありますが、それは些細なものです。著者は自分の頭で考える習慣として、鍛えていくものだと提言しています。
とはいえ、自分で考える習慣というスローガン的な抽象的言葉では、日頃から行動の遅い指示待ちの人・教えてもらえたらやるタイプの人には伝わりません。
そこで、仕事が早い人間になり、仕事ができると評価されるために今すぐできる具体的な行動を本書では紹介しています。
5章27項目から構成される「入社1年目から差がついていた!行動が早い人の仕事と生活の習慣」から、3つを紹介したいと思います。
- 行動が早い人は存在感がある。出遅れる人はスルーされる
- 行動が早い人は、睡眠を中心に生活する。出遅れる人は、睡眠をおろそかにする
- 行動が早い人は、時間に投資する。出遅れる人は、「ま、いっか」と思ってる
一つずつ詳しく見ていきましょう。
行動が早い人は存在感がある。出遅れる人はスルーされる
行動の早い人には、共通点があります。それは「勢い」があるという点。
勢いは人を巻き込むエネルギーになります。多くのチャンスを得ることができます。
では、どうしたら勢いのある人間になれるのか? 今すぐできる一歩
- 大きな声を出す
- 速く食べ、速く歩く
- 返事は早く。すぐ答えられないときは、その旨を伝える
どれも何の知識も準備もなくできることばかりですよね。
行動が早い人は、睡眠を中心に生活する。出遅れる人は、睡眠をおろそかにする
行動が早い人が睡眠を中心に生活するのは、睡眠の重要性を知っているからです。
人間は起きている間に非常にたくさんの情報に触れます。これを整理し、きちんと脳に定着するためには睡眠が重要だということは生理学的にも知られていることです。
確実な睡眠時間を確保するため、行動が早い人の就眠時間は早いです。そして早く寝た分早く起きる、朝活派の人がとても多いのです。
でも朝は苦手だから無理。自分は夜型なんだ!
そう思う方もいらっしゃるかもいれませんが、それは寝不足だからです。統計学的にも医学的にも、朝型の方がパフォーマンスが高いことは確かだとわかっているのです。
夜型の方が独創性やユーモアのセンスが優れているという研究結果もありますが、それも夕方などの短い時間に限られます。朝方の場合は、一日中コンスタントに高いパフォーマンスを維持できるのです。
企業や学校など、社会活動の多くは活動の中心は昼間です。体内時計も昼間の活動を基本としているのです。つまり朝型の方が人間にとって楽で自然なサイクルであり、優れたパフォーマンスも得ることができる理想といえます。
早く寝て明日に備える。
これなら今日の夜から実践できますよね。
でも日付が変わってからじゃないと眠れないし…という方もいらっしゃるかもしれませんね。そんな方には、「快眠お得技ベストセレクション (晋遊舎ムック)」という本をおすすめします。一生の1/3にもなる睡眠時間を、より快適に過ごすための技がたくさん紹介されています。
行動が早い人は、時間に投資する。出遅れる人は、「ま、いっか」と思ってる
「お金で時間を買う」という考え方。
たとえば取引先から次の取引先への移動。電車と徒歩の場合200円しかかからないけれど、40分かかる。一方タクシーは2000円かかるけれど10分で着き、その10分も人目を気にせず訪問先との取引に向けて資料を読み返すなどの準備ができる。
つまり、コストパフォーマンスの意識をもつということです。
1円安い食材を求めて何十分もかけてスーパーを渡り歩き、更に長く伸びたレジの行列に並ぶのならば、1円高くても1つの店で全て買った方が体力も時間も残ります。もちろん店舗間の移動は日頃の運動不足の解消と思い、色々な店を渡り歩くこと自体が楽しい場合は別です。しかし忙しいのに!とイライラするのならば、今すぐ考え方を変えるべきなのです。
レジの待ち時間にスマホで答えられるアンケートなどに答えて2円稼げば、高く払った1円よりもお金も増えますよ。
自分の時間を大切に出来る人は、人の時間も大切にします。それはすなわち人を大切にすることとイコールで結ばれます。
仕事でもプライベートでも自分のことを大切にしてくれる人と一緒にいるのは嬉しいですよね。金の使い方、時間の使い方を常に自分の頭で考える習慣をもち、一緒にいて嬉しいと思われる人になりましょう。
「入社1年目から差がついていた! 行動が早い人の仕事と生活の習慣」を読むと、成果も運も手に入れることができる
あなたはいつも時間がないと嘆いていたいですか?
あなたはこれからも「上司は俺の仕事を全く見てない。評価してくれない」と文句を言い続けますか?
「入社1年目から差がついていた! 行動が早い人の仕事と生活の習慣」を読むと、どんな行動が人から評価される行動なのかを知ることができます。評価される人間になるために今すぐできる行動を知ることができます。
変わりたいと思うのなら、すぐ行動。まずは今すぐ本を買うことから。
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