車のタイヤの一般的な寿命は4~5年。
維持費はなるべく抑えたいけれど、車のタイヤは唯一地面と接している、言わば「命綱」。ケチケチした結果事故に遭うだなんて…目も当てられません∑(艸゚д゚;)ガガーン
そんなタイヤの寿命は、日々のちょっとした心がけで伸ばすことができるんです。タイヤの寿命を延ばす3つのポイントをおさえておきましょう。
車のタイヤ寿命は5年です
重ねてになりますが、車のタイヤ寿命は4~5年。
とはいえこれはあくまで一般的な寿命であり、使用方法や保管状況、環境といった要因で車のタイヤ寿命は大きく変わります。
スタッドレスタイヤの寿命:3年
未使用のサマータイヤの寿命:10年
なぜ未使用のタイヤにも寿命があるの?
そう思われるかもしれませんが、これはタイヤが化学製品であることに起因します。
この未使用サマータイヤの寿命は10年というのも、もちろん適正に保管されている場合の話。
- 直射日光が当たる
- 油分や水分の付着
- モーターやバッテリーなどオゾンを発生させる機器の近くで保管
こんな過酷な状況下では10年ももたず、はるかに短期間で寿命を迎えてしまいます。逆に保管状態が良好であれば、製造後10年経っていても問題なく使用できる場合もあります。
劣化したタイヤを使い続けたら…恐ろしい末路
もしも寿命を超えたタイヤに気づかず、そのまま運転を続けたらどんなことが起こるのか。
乗車中の快適性は百歩譲って我慢できても、事故に直結するタイヤの劣化は見過ごすことはできませんね。
タイヤの寿命を見極める4つのポイント
タイヤの寿命は5年が目安だとお伝えしましたが、あくまで1つの目安です。
恐ろしい事故を招く前に、タイヤの寿命を見極めるポイントを知っておきましょう。
タイヤの側面に描かれた三角マークに溝がない!?スリップサインは即交換!!
タイヤの溝が1.6mm以下になると溝が途切れるスリップサイン。見つけるポイントは、タイヤ側面にある三角マークの延長線上です。
上の写真はスリップサインが浮き上がり始めてますね
このスリップサインが1ヶ所でも出ると、整備不良車として道路交通法違反。使用禁止になることが法律で定められています。
走行距離が3万~4万km
走行距離が3万~4万kmというのもタイヤ寿命の1つの目安です。
一般的なタイヤの溝は8mm。走行距離5,000kmにつき1mmほど摩耗するのが一般的なので、タイヤ交換後の走行距離32,000kmが目安となります。
使用年数は4~5年
あまり走っておらずタイヤの溝が十分にある状態でも、時の経過とともに劣化するタイヤ。4~5年で交換することをメーカーも推奨しています。
1年1万kmが目安なんだから3万~4万kmが交換の目安なんじゃないの?と思われるかもしれませんが、マイカー保有者の6割が年間走行距離7000km以下なので4~5年という計算になっていますよ
参考【@DIME】マイカー保有者の6割が年間走行距離7000km以下、1か月あたりの維持費は平均1万4300円
タイヤの劣化状態
スリップサインは出ていない。距離も走ってないし、溝もある。
それでも傷やひび割れ、傷などが見られる場合はタイヤの寿命です。
タイヤを長持ちさせる3つのポイント
必ず受けなければならない車検や法定点検の費用は仕方がないと思っても、タイヤ交換の費用はできるだけ先延ばししたい…。そんな本音をかなえるためのポイントは大きく分けて3つ
- 紫外線から守る保管でタイヤを劣化させない
- 運転時の心がけでできるタイヤ長持ち化
- 定期的なメンテナンスで更にタイヤは長持ちする
1つずつ詳しく解説していきますね
車に乗らないときは紫外線の当たらない場所で保管する
タイヤの素材「ゴム」
ゴムは紫外線を浴びると化学反応を起こし劣化を起こしてしまいます。
車は車庫に入れて保管or屋根付き保管で日光に当てない
車は車庫に入れて日に当てない!これが一番確実にタイヤを紫外線から守る方法です。
とはいえ、住宅事情で青空駐車をせざるを得ない場合も多いと思います。
家も車庫もカーポートもない…
そんなときは、紫外線カット(UVカット)機能をもつボディカバーをかぶせることで、タイヤに当たる紫外線を抑制することができますよ。
紫外線カット(UVカット)機能をもつボディカバーをかぶせる
今どきボディカバーをかけている車はあまり見かけなくなりましたが、ボディカバーはタイヤを紫外線から守り劣化から守ってくれるだけではなく
車のボディそのものも守ってくれるのがボディカバーの良いところです。
紫外線カット(UVカット)タイヤワックスを塗る
タイヤワックスを塗るのも効果的。
タイヤを劣化させる紫外線からタイヤを守ってくれるばかりか
- 汚れが付着しにくくなる
- ツヤを出して美しい外観になる
こんな効果もありますよ。
でも面倒くさくない?
……(否定はできない)
残念ながら否定できないので(汗)代わりに、今すぐできる!日常生活で心がけたいタイヤを長持ちさせるポイントをお伝えしますね。
今すぐできる!タイヤを長持ちさせる日常生活のポイント
車庫を用意することもカーポートを用意することもすぐにはできませんが、今この瞬間…はながら運転になっちゃうんで駄目ですが(´∀`;)
次に車乗るときからできるポイントをお伝えしますね。
0円でできるタイヤの寿命を延ばす方法だから今すぐ実践!
急発進、急ハンドル、急ブレーキをしない
タイヤへかかる負荷が大きければ大きいほどタイヤは摩耗してしまうので、大きな負荷のかかる急発進・急ハンドル、急ブレーキといった「急」のつく運転は避けましょう。
車内に荷物を積んだままにしない。偏らせない
たくさんの荷物を積むと車が沈み込みますよね。つまり、タイヤと地面の接地面が増えます。
キャンプ用品やゴルフバッグなど、レジャー疲れで片付けるのも億劫で積みっぱなしになっていませんか?
縁石やキャッツアイに乗り上げない
縁石やキャッツアイに乗り上げると、アライメントが狂ってしまいます。
車が停止している状態でハンドルを切らない
車が停止している状態でハンドル操作をすると、唯一地面と接しているタイヤへのダメージ大!地面に接していた部分だけに摩擦が生じて、摩耗してしまうからです。
ハンドル操作は車が動いている状態で。
路面にタイヤ痕が残るような運転は避けましょう。
定期的なメンテナンスでタイヤは更に長持ちする
人にもタイヤにも優しい日常運転を心がけた上、さらに定期的に気にかけてあげるとタイヤはもっと長持ちしてくれますよ。
空気圧を正常に保つ
タイヤに充填された空気は、1ヵ月で5%~10%の空気が自然に抜けていきます。
タイヤの空気圧が正常に保たれていないと、タイヤの寿命が短くなるばかりか
メリット皆無!デメリットだらけです。
- ガソリンを給油するとき
- 洗車するとき
月に1回程度、タイヤの空気圧が正常に保たれているかチェックをしましょう。
タイヤをローテーションさせて摩耗を均一にする
タイヤの前輪は操舵輪となっているため、タイヤにかかる負荷が大きいです。FF車はさらに駆動輪も兼ねるのでさらにタイヤの負担が大きく、その寿命は後輪の1/2~1/3とも言われています。
そんなタイヤの位置を入れ替え、均一に摩耗させることでタイヤの長寿命化をはかるのがタイヤローテーション。目安は走行5000km毎です。最大でも10,000km毎にはローテーションをさせましょう。
大手カー用品店のタイヤローテーション費用
自分でやることもできますが、専用の工具や多大な労力が必要なのでプロにお任せしましょう。
大手カー用品店のタイヤローテーション費用を一覧にしてみました。
タイヤローテーション(1台) | バランス調整(1本) | |
---|---|---|
オートバックス | 2,000円~ | 1,000円 |
イエローハット | 3,000円~ | 1,000円~ |
タイヤ館 | 2,000円~ | 500円~ |
ガソリンスタンド | 2,000円~ | 1,000円~ |
ディーラー | 3,000円~ | 1,000円~ |
タイヤローテーションは1台2,000円~、バランス調整は1本500円~ということで、最低でも4,000円以上かかることがわかりますね。
でもこのタイヤローテーション費用、実は…0円にすることができるんです。
タイヤローテーションの費用はタダ(無料)にできる
車を所有していると12ヶ月ごとに定期点検を受けますよね。そのときに一緒にタイヤローテーションをお願いするのです。
12ヶ月点検では必ずタイヤを外し、再度取り付けを行います。そのついででできるので新たな費用は発生しないのですね。
やり方も、点検に出すときに「ローテーションもお願いします」と一言伝えるだけ。
別途車を預ける必要もないので、お金だけじゃなく時間も節約できるタイヤローテーションおすすめのタイミングです。
まとめ:車のタイヤ寿命は5年が目安。長持ちさせる秘訣は日常にアリ
車のタイヤ寿命は5年。とはいえ、使用年数はあくまで目安の一つで、タイヤの状態を見極めることが大事。
車に乗らなくてもタイヤは劣化するものだと心得、心にゆとりのあるゆったりした運転を心がけることが安全運転―ひいてはタイヤの長寿命化にも繋がりますよ。
車は購入価格だけではなく、日々走行するためのガソリン代はもちろん、
- ガソリン代
- 保険代
- 車検代
- 定期点検代
- タイヤ交換代
これらの費用も勘案して購入を決めるのが大事。
節約だけを考えたら車は所有しないのが一番だけど、郊外や田舎では車のない不便さは筆舌に尽くしがたいからね。快適さはしっかりと手に入れつつ、ちょっとの心がけで費用はしっかり抑えましょう
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