相談しても解決しない理由と解決策―相談することでしか得られないもの

人に相談をしたところで問題が解決するわけではない。聞いてくれる相手の負担にもなりたくないし、結局は自分で解決するしかないのだから時間のムダ。
それでもやっぱり誰かに聞いて欲しくて、藁にもすがる思いで占いに頼ってみるものの、気休めにもならなかった…。

こんな悩みをかかえていませんか？

この考え、めちゃくちゃ危険なんですよ。

実はこれ、ぜんぶ少し前の私。問題の正しい解決策を知らなかった私は、心のバランスを取ることができなくなりうつ病に。仕事も休職し、負担をかけたくなかった家族や職場の人に相談するよりももっと大きな負担をかけてしまうことになりました。

でも今は悩みにたいして正しい解決策を知ることができたので、これから生まれるだろうどんな悩みに対しても「大丈夫。私なら解決できる」と思えるようになりました。

相談しても解決しないのだから、相談なんてする意味ない。
どうしたらこの悩みは解決できるんだろう…。

そんな悩みを抱えるあなたに、どうして悩みは相談しても解決しないのかという理由を深堀り解説するとともに、悩みを相談しないことによるデメリットをお伝えします。最後には解決するために今すぐ動き出せるかんたんな行動も紹介していますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

相談しても解決しない理由

相談しても解決しないともやもやする理由には３つの原因があります。

１つずつ詳しく解説していきますね。

答は自分で出すしかないと理解していないから

相談をしたいと考えるのは、悩んでいるからです。それも小さな悩みではなく、何かを始めるときだったり、何かをやめるときだったり大きな決断をしなければならないときです。

人生を左右するような大きな決断をするとき、人に相談したくなるのです。

しかしあなたの人生はあなたのもの。友人・知人はもちろん、血のつながった家族でさえ誰も変わってあげることはできません。

答は自分で出すしかない。それを理解せず、誰かに解決してもらおうと思っているから相談しても解決はしないのです。

自分の悩みの本質を自己理解できていないから

例えば「転職しようか悩んでいる」のであっても、給料が安いことに不満を持っているのか、勤務時間の長さに不満を持っているのか、会社や業界に不安を持っているのか。
あるいは日常の業務におけるちいさなストレスが膨れ上がった結果、もう耐えられなくなってしまったのか。

理由は人それぞれです。自分の悩みの本質を理解していなければ、せっかく転職をしてもまた同じ悩みを抱えることになってしまいます。

自分が何に不満を持って、何に対して悩んでいるのか。自分の悩みを自分で理解しないと、問題は解決することができません。

相談する相手を間違えているから

悩みを相談するとき、あなたは誰に相談をしていますか？

友人・知人という方、家族に相談をする方がほとんどではないでしょうか。

しかし先ほど例に挙げた「転職しようか悩んでいる」という悩みも、悩みの本質によって問題を解決に導くことのできる適切な相談相手は異なります。

悩みの本質	適切な相談相手
給料が安いこと	給与の決定権をもつ上司
勤務時間の長さ	直属の上司
会社に不安	同業他社の人
小さなストレスの積み重ね	同僚や友人・知人、家族

悩みの本質を理解したところで、相談する相手を間違えてしまうと問題は解決するとができません。

相談しても解決しないから…と相談しないのは損!?【相談することでしか得られないもの】

相談しても解決しないという経験値だけが上がっていくと、人に相談するだけ無駄。あるいは、相手に負担をかけるばかりになってしまって申し訳ない…と口をつぐんでしまうようになります。

しかしそれでは問題は解決しません。自然に解決するのを待つか、耐え切れず心が限界を訴えてしまうか…どちらの方が早いかはわかりません。

相談をすることでしか得られないものを知ると、人に相談することに対する心のハードルを少し下げることができるかもしれません。

視野の広さ

悩みに対していくら考えても納得できないのは、自分の価値観から離れられていないからです。人に相談をするのがためらわれるとき、ちょうど今このページにたどり着いたようにネットで調べたり書籍を読んだりしますよね。

しかし検索をする・手に取る時点で自分の価値観というフィルターを通しているため、自分は異なる価値観に触れることは難しいのです。

人に相談するということは、自分とは異なる価値観に必然的に触れる行為です。自分とは異なる価値観に触れることで、視野が広がり、ものごとに対して様々なことが受け入れやすくなります。

相談とまではいわず愚痴を誰かに吐き出すだけでも、自分一人ではいくら考えてもわからなかった悩みの本質を理解するきっかけにもなります。

相談することによって得られる相手の反応は、相手があなた専用にカスタマイズして伝えてくれる言葉。万人受けではなく、あなたのことを思って発してくれる言葉のため、自分とは異なる価値観を自然と受け入れやすくなるのです。

自分のことを知ってもらうこと

たとえ血のつながった家族であっても、相手のことを100％理解することなんてできません。

自分が今、どんなことを考えているのか。それは言葉で伝えるしかないのです。

悩みというのは、その人が抱える価値観に基づいて生まれるものです。つまり悩みを打ち明けるということは、自分がどんな価値観を持っているか知ってもらうチャンスでもあるのです。

相談しても解決しないから…と誰にも相談をしないことは、誰かに自分のことをわかってもらうチャンスを自ら捨ててしまうことでもあるのです。

相手との信頼関係

悩みが自分の価値観に基づいて生まれるものだと知ると、余計に悩みを口にすることは勇気のいることだと思えるでしょう。

信頼できる人にしか相談できませんよね。つまり相談するということは、相手を信頼していることの証でもあるのです。

相談しても解決しないから…と相談をしないのは、相手との信頼関係を築く機会を損失しているのだと知っておきましょう。勇気を出して相談するからこそ、相手に信頼している気持ちが伝わるのです。

相談しても解決しないとモヤモヤしている人がやるべきこと

自分の悩みの本質を理解する

悩みの本質を理解するためには、書き出すことがおすすめです。

何が嫌だったのか、なにが嫌いなのか、何が不満なのか。頭に浮かんだ言葉を思いつくままにひたすら書き出していくことで、数多くの悩みの本質と向き合うことができます。

相談したいと思うことは、他人がどんなに小さな問題だと思うようなことであっても自分にとって大きな問題であるということ。

「1＋1」の計算なら頭で簡単にできますが、「7621×94875」という難しい問題は紙に書かないと解けませんよね。それと同じです。

言語化することによって得られるメリットについては、精神科医である樺沢紫苑先生が書かれた「言語化の魔力」がわかりやすいのでおすすめです。

悩みの本質にフィットした相手に相談する

悩みの本質を自己理解できたら、悩みの本質にフィットした相手に相談をしましょう。

【相談しても解決しないのは、相談相手を間違えているから】でもお伝えした通り、相談する相手は悩みの本質によって異なります。

本質は理解できたけれど該当する人がわからないという場合には、以下を参考に探してみましょう。

１年以上の不眠症状に加え、食欲もなくなりろくに食べられず、身体が鉛のように重くなり。心配する家族にも大丈夫と言い続け相談できなかった私は、仕事中にも関わらず涙が堪えられなったときに限界を感じて専門家である精神科を受診しました。

一度でも相談することで心がスッと軽くなることを実感ができれば、次に相談することへのハードルはグンと低くなります。

自分なりの答を自分で出す「決断」

決めることは勇気がいることです。まして相談をしたいと思うほどに大きな悩みであればなおさら。

週末どこに出かけよう？とか、大好きな漫画の続きはどうなるんだろう？とか、ワクワクする悩みであればいくら悩んでもいいですが、苦しく悩み続けるのは辛いものです。

そんなときにおすすめしたいのが、いつまでに答えを出す！と期限を決めること。

人生にはいつか必ず終わりが来ます。そんな限られた時間を苦しい時間だけでいっぱいにしてしまうのはもったいないとは思いませんか？

小さな決断のひとつとして、私がおすすめするのはポイ活サイトへの登録です。

登録に必要なのはメールアドレスと本人認証用の電話番号だけ。たった数分の作業で登録完了ができ、報酬がもらえます。

もらえる額は決して多くはありませんが、決断することは嬉しい結果をもたらすのだと成功体験を積み上げることができるのです。

数あるポイントサイトの中でも私のイチオシは「ポイントタウン」

相談しても解決しない理由と解決策～まとめ

相談しても解決しない理由を深堀し、いくつかの解決策を提案させていただきました。しかし残念ながら、知っただけでは現状を変えることはできません。変えることができるのは、行動を起こした人だけです。

でも安心してください。ここまで読み進めることのできたのは、あなたが本気で悩んでいるからです。そしてそんな状況を変えたいと、本気で行動しはじめることができたことの証明です。

提示させていただいた次のステップもどれもかんたんな行動ですので、あなたの悩みが少しでも軽くなるよう続けて行動を起こしていきましょう！