大人になっても夢中になれるものがあるのはカッコいい。成功している人はみんな何か1つのことに特化している。
そう思って色々なことにチャレンジしてみるけれど、何一つ長続きしない。
結局また長続きしないのだから…と、チャレンジすることさえためらうようになってしまった。
やりたいことが多すぎて、何から手を付けていいのかわからない。
そんなあなたにおすすめしたいのが、「やりたくないことリスト」を作ること。
やりたいことリストはよく聞くけど、やりたくないことリストって?
本当にやりたいことを見つけ出す最強の方法です
3日坊主を抜け出して、心の底からやりたい。やらずにはいられないことに出逢う糸口となってくれる「やりたくないことリスト」について、詳しく解説していきます。
やりたくないことリストを作る5つのメリット
やりたくないことを書き出すことには5つのメリットがあります。
自分にとって本当にやりたいことが見つけられる
やりたくないことリストを作る最大のメリットは、自分にとって本当にやりたいことが見つけられることです。
自分だけのたった一つの強みを持っている人、憧れますよね。それは人生をかけて打ち込める事業であったり、生涯を通して続けられる一生の趣味であったり。
キラキラ輝いていて、羨ましいと思うものです。
自分もそんなたった1つのものに出逢いたくて色々チャレンジしてみるけれど、どれも長続きしない。
長続きしない理由は、やりたいと思っていたことが本当は自分にとってやりたくないことを含んでいた可能性が高いです。やりたくないことを書き出すと、何が嫌で続けられなかったのかをあぶり出すことができます。
嫌なことがないから、続けられる。続けたくなる。
自分の好奇心をくすぐってくれるものに出逢えたなら、それはすごく幸せなこと。また続かなかった…と自己嫌悪の原因にしてしまわず、じっくり大切に育てていくために「やりたくないことリスト」を作るのがおすすめです。
現状を客観的に分析できる
やりたくないことをリスト化し書き出すと、やりたくないと思っていたことが、実は自分に必要なことだったと気付くことができます。
嫌だと思っていたことは、本当に嫌なことなのか?
現状を客観的に分析できることで、より適切な改善策を模索することができます。
私は一時期本当に仕事が嫌で嫌で…うつ症状で休職しましたが、何が嫌なのか・そのためにどうすればいいのかを考えたことで無事復職することができました
ストレスから解放される
やりたくないことリストを作ることで、自分の現状が本当に「やりたくないこと」ばかりの日常だと気付く場合もあるでしょう。
やりたくないのにやらなければならないと思う理由は何だったのか?金銭的な理由か、あるいは時間的な制約か。
今すぐに改善することはできなくても、改善にむけて動き出すことができます。
抑圧され強制されていると思い込んでいる状況から、自己コントロール感を取り戻すことができるためストレスを緩和させることができるのです。
自分の中の優先順位がわかり、悩む苦しさから解放される
やりたくないことを書き出すと、何度も出てくるキーワードや自分が重視している分野をあぶり出すことができます。
自分の中の優先順位がハッキリと理解できるので、自分のやりたいこと・やるべきことに集中したいと思うようになります。それ以外のやらなければいけないと思っていた優先順位の低いことを、思い切って手放す心の準備ができるようになるのです。
悩みは生きている限り尽きないものなのかもしれません。しかしそこには幸せな悩みもあれば、苦しくなる悩みもあります。
どうせ悩むなら幸せなことで悩みたいし、少なくとも苦しいと感じる悩みからは解放されたいですよね。
私も日常で着る服は決まったローテーションで着まわすことで、自分にとって優先順位の低い日常服に悩む時間を節約。やりたいことをやる時間を生み出しています。代わりに自分の好きな着物を着るときは、コーディネートに1時間以上悩むことも。でもそれは至福の時間なんです
自分の中の優先順位がわかると、自分の判断基準がハッキリとします。悩む苦しさから解放されて、自分のしたいことだけに集中することができるようになるのです。
自己肯定感を上げ、自分の思い描く人生を生きることができる
やりたいと思ったはずのことが続けられないこと、やらされていると思っている状況が続くことは自己肯定感を下げる要因のひとつです。
あきらめずに続けられない原因を探り、1つずつ解消して取り組む。やらないことをやらなくていいように、努力する。
それはもう、あなたの憧れるたった1つのことに取り組むキラキラした姿そのものでしょう。
やりたくないことリストの作り方
やりたくないことリストの作り方は簡単。やりたくないことを片っ端から書き出していくだけです。
「やりたいこと」は思い浮かばなくても、「やりたくないこと」は意外と思い浮かぶもの。
必要なものは「書く」ことができるツールだけ。
紙とペンでも、今手にしているスマホのメモ機能でもOK.どちらでも構いません。
- 今、目の前にあるもの
- 今、手にしているもの
自分にとって使い慣れているツールがおすすめです。
本当にやりたいことを見つけ出すためには、最善の方法を探すよりも思いつく限りのやりたくないことを片っ端から書き出していくことの方が重要です。
重要なのは可視化することなので、頭の中で思っているだけではダメ。
書き出してリスト化することこそが、やりたくないことリストの効果を最大限に引き出すポイントです。
私はとりあえず目の前にあった手帳に数個書いてみたら、もっと早くバーっと書きたくなってキーボードに移行しました
やりたくないことリストが書き出せないときの解決策
やりたくないことリストのメリットはわかったし惹かれる…けど手が動かない。めんどくさい…
最初の1歩が大変なんですよね
しかし、せっかくやりたくないことリストに興味をもってこのページにたどり着いてここまで読んでくださったのですから、ぜひ実践してその効果を実感していただきたいと思います。
これ以上読むのすらめんどくさい…とブラウザバックする前に、効果を得られるまでの3stepだけお伝えさせてください
「やりたくないことリスト」について考えた時間を計算してみる
この記事をここまで読むだけでもあなたの時間は3分以上失われています。この3分間を生かすも殺すもあなた次第。
生かす方法はたった1つ。やりたくないことリストを実際に書き出してみることだけ。
得た知識も活用しなければ無駄。いつかやりたいことの1つに加えるだけでは、自分を苦しめる要因がまた1つ増えるだけです。
時間を確保する
やらなければならないことは次から次へと舞い込み、やりたいことばかりが溜まっていく。時間効率を意識してマルチタスクをこなそうと努力してみても、消化するスピードより早くよりタスクが溜まっていく。
そんな現代だからこそ、やりたくないことリストを書き出す時間を先に確保してください。
- 平日の朝、仕事に行く前に少しだけ早く起きて書き出す時間を確保する
- 週末にお気に入りのカフェでコーヒーを飲みながら書き出す時間を確保する
タイミングはいつでも構いません。
スケジュール帳を開いて、先に自分のための時間を予約しましょう。そして予約をしたら、その時間には新たな予定は入れない。
休日出勤の依頼も友達からの遊びの誘いも断って、時間ができたらいつかやりたいと思っていたこともやらない。何故ならその時間は、いつかやれればいいと思っていたことを消化するためではなく、自分が本当にやりたいと今すぐ動き出したくなるものを見つける時間だから。
時間は無限のようにありながら、1日は有限です。
その1日を、自分にとってより良かったと思える1日を過ごせるように、まずは3分でいいのでやりたくないことリストを書き出す時間を確保してください。
1つだけでいいから書いてみる
いざ時間を確保したものの、真っ白な紙を前にするとなかなか手は進まないものです。
そんなときは紙の左隅に1から2,3、4…と数字を書いてみましょう。
人には空白を埋めたくなる心理があるので、真っ白な紙に書くよりも書き出しやすくなりますよ
今週のイラっとしたこと、嫌だなと思ったシーンを思い出して、何が嫌だったのかを書き出してみましょう。1つ書き出せば、2つ、3つと出てきやすくなりますよ。
やりたくないことを洗い出す8つの視点
本当にやりたいことを見つけ出すためには、より多くの「やりたくないこと」を書き出す必要があります。その手助けになる視点を8つ紹介しますので、書き出す際の参考にしてみてくださいね。
- お金
- もし100億円あったら何をしたくない?
- もし100億円もらってもやりたくないことは何?
- 仕事
- 出社して一番やりたくないことは?
- どんな人と仕事をしたくない?
- 時間
- 1日が15時間しかなかったら何がしたくない?
- 休日が月1日しかなかったら何がしたくない?
- 人間関係
- どんな人とは一緒にいたくない?
- どんな人と過ごすと疲れる?
- 健康
- どんな容姿にはなりたくない?
- どんな病気にはなりたくない?
- ライフスタイル
- どんな家には住みたくない?
- どんな土地には住みたくない?
- 学び・成長
- 机に向かっているのは嫌い?
- 身体を動かすのは嫌い?
- 楽しみ
- 何を禁止されるのが一番いやだ?
私のやりたくないことリスト
具体例として、私のやりたくないことリストを書き出してみます。
少し…というか、だいぶ恥ずかしいのですが、この記事を読んでくださった方がやりたくないことリストを書き出すきっかけのひとつになれば嬉しいです
はじめはとりあえず100個書こうと思って書き始めました。7個目までは1つ書き出すのにだいぶ時間がかかったのですが、乗ってきてからは一気に書き上げ最終的には100個を軽く超えてました(笑)
色々な分野において”ちょうどいい加減”を模索しているのがはっきりと自覚できました
一気にすべての解決はできませんが、自分が嫌だと思うことが明確になりました。
整理整頓・片付け掃除って苦手&大嫌いだったけど、自分にとっては必要なことだったとわかったので、勉強することにしました!
嫌だと思うことを直視することで、今自分が何を不快に感じていて、どうすることでそれを避けられるのかを考えることができます。
やりたくないことリストを書き出したら「本当にやりたいこと」を達成する目標を決めよう
成功している人は、みんな何か1つのことに特化している。夢中になれる何かがある大人ってカッコいい。けど、自分が本当にやりたいことがわからない。
そんな悩みを解消し、「本当にやりたいこと」を見つめ出すきっかけとなってくれる「やりたくないことリスト」
「やりたくないことリスト」なんてマイナス思考かなって思ったけど、そんなことなかったね
企業の商品開発も小さな不便や不満を解消するところからスタートしていますし、今やクレームはお金を払ってでも得る価値があるものですからね
負の感情は新たな創造への力になることは、ものにあふれかえった現代に証明されています。
その力を自分の「生き方」へと生かすためには、騙されたつもりで紙とペンを用意すること。たった1つ書き始めるだけで、自分が本当に心の底からやりたいと思うことを見つけ出すスタートを切ることが出きます。
もちろんスマホのメモ機能でもOKですよ
やりたくないことリストを書き出して本当にやりたいことが見つかったら、より目標を達成しやすくするために「マンダラート」の作成がおすすめです。必要なものを可視化し、行動に落とし込みやすくしてくれますよ。
せっかくやりたいことが見つかったのに、時間がなくてできないとお困りなら、朝活がおすすめです。みんなが寝静まっている時間に活動する朝は、誰にも邪魔されず自分のしたいことだけに集中しやすい環境が整っています。
朝日が昇るまで眠らず完徹3日目とか平気でやっていた&低血圧で朝は不機嫌だった私でも朝活派に移行できた朝活のコツをまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね
やりたいことをやるためには、一瞬の努力はもちろん、継続して努力し続けなければならないものもあるかもしれません。そんなときのために継続のコツもまとめてあります。
3日坊主すらできなかった私がブログ運営7年、朝活4年、週3の筋トレを2年以上続けてこられたのはこのコツを1つずつ取り入れていったからです
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