「朝から小さな子供が交通事故で亡くなったニュースを見て悲しい気持ちになった」
「コロナの話題が落ち着いてきたと思ったら、今度は物価高。生活が不安で仕方がない」
そんな疲れる毎日に思い切ってニュースを見ることをやめてみたら、思っていた以上に快適で心穏やかな日々を手に入れることができたので、今回記事にしてみました。
ニュースぐらい見るのが社会人の常識じゃないの?話題に困るんじゃないの?
まったく困りませんし、むしろ大切な人とのコミュニケーションが密になりました!
ニュースを見ないことで得られた幸せと、見ないことによるデメリットの解消方法について深堀していきますので、なんだか心が疲れている気がする…という方は、ぜひ読んで実践してみてくださいね。
ニュースを見ない方が幸せだと気付いた5つの理由
インターネットやスマホの普及により、手軽にいつでも情報にアクセスできるようになった現代。ニュースを見るのが当たり前の習慣として根付いている環境から、ニュースを見ない生活へとシフトするのはかなり意識的にしないとできません。
しかし意図的にニュースを排除した生活を送るようになると、メリットしかないと気付くことができます。まずは私が気付いた幸せポイントをお伝えしていきます。
1つずつ詳しく解説していきましょう。
ネガティブな感情に振り回されなくなる
ニュースはネガティブな情報にあふれています。
ニュースを報道する側(テレビであればテレビ局、ラジオであればラジオ局、ネットであれば配信者など)は、ニュースを発信することで利益を得ています。利益を得るためには、人の注目を集めなければなりません。
人間には危険を回避して生き延びるための生存本能があるため、本能的にネガティブな情報を集めるようにできています。ほっこりと心温まるニュースよりもネガティブなニュースが多く報道されるのは、仕方がないことなのです。
そんなネガティブなニュースを見て沸き起こる感情は、イライラや悲しみといった負の感情。そして知ったところで自分ではどうすることもできない無力感。
ニュースを見ないようにすることで、そんな負の感情を捨てることができます。
自分に関わる人・ものを大切にしようと思える
ニュースで得られる情報は、現実でありながらリアルに自分の生活や行動が変わるような出来事であることはほとんどありません。もちろんまったくゼロではありませんが、その確率は百件に1つあるかないか。あるいは数百見ても1つもないかもしれません。
そんなたった1つの情報に出逢うために費やされる時間は、膨大な量になります。地球上に生き、生活をしている限り1日は24時間しかなく、永遠に生き続けることもできません。そんな貴重な時間を、自分の人生に全く影響のないことに費やしていていいのでしょうか。
一方で、自分に関わる人やものは、自分の生活や行動・考え方といった生き方そのものに直接の影響があります。大切な人が悲しんでいれば心配になるし、毎日水をあげて育てた植物につぼみをみつければ嬉しくなる。
自分が「今」この瞬間を共有できている人やものに対して関心を寄せると、自分が生きていることをより強く実感できるようになります。いいことばかりじゃないけれど、いい方向に向かう努力ができるようになるのです。
本当にやりたいことのために時間を使えるようになる
ニュースを見なくなることで、これまでニュースを見ていた時間を別のことに使うことができるようになります。その時間は大切な人と会話を楽しむ時間に充ててもいいし、収入を増やすための資格取得の勉強時間に充ててもいい。好きなことをして過ごすことができます。
ニュースを見ない生活を試してみると、今まで何に時間を使っていたのかわからないほど時間があまり、何をしていいかわからないと暇を持て余すことになるかもしれません。
しかしそれは、何をしていいのかわからない自分と向き合うための時間が必要だっただけのこと。有象無象のどうでもいいことに日々を埋もれさせず、自分自身の人生を生きるためにニュースは必要なかったのです。
お金を浪費しなくなる
ニュースと広告は切り離すことができない仲です。時事ニュースの合間に表示される広告はもちろん、どんな商品が人気だといった情報自体がニュースとして取り上げられることもあります。
それまで全く欲しいと思ったこともなかったものなのに、ネット徘徊中に視界に入った新商品が気になって思わず購入ボタンをポチッという経験を1度や2度したことのある人も多いでしょう。
ニュースを見なくなると、季節限定商品や新商品といった物欲を刺激する情報が入ってこなくなります。お金を浪費しなくなるので、自然とお金が貯まるようになります。
物事を深く知ろうと脳を使うようになる
私たちが得られるニュースは、全て情報発信者のフィルターを通り抜けてきた情報です。
その裏には発信者の売りたいものであったり、政治的思想であったり、何かしらの意図が必ず存在しています。一方で、ニュースとして発信される物事の背景や原因などはほとんど報道されることはありません。
短時間で効率よく情報を収集できるようになると、一方で注意力や論理的な深い思考をつかさどる前帯状皮質が退化することがわかっています。
前はどれだけ読んでも読み足りないほどに本が好きだったのに、長い文章を読めなくなってしまってたのはニュースの見過ぎだったのかも
それは即ち深く考えることをさせず、意図されるままにコントロールされることをも意味しています。
何か深く理解しようと思うと、ニュースではあまりに情報が足りない。そのことが起こった背景、問題点、改善策…物事の本質をとらえるためには、自分で考える必要があります。
目の前の1つ1つと真摯に向き合うために脳を使うために、思考力を退化させるニュースは悪影響しかないのです。
ニュースチェックは社会人の常識?ニュースを見ないと困らない?
ニュースを見ないなんて社会人として非常識だ。今どきの話題にもついていけなくて、会話にも困るのではないか。
そんな心配をされるかもしれませんが、その心配は全く必要ないと断言できます。
ニュースを見なくなることで、話題になっている芸能人はもちろん、大きな事件や事故、災害なども知りません。
「そんなことも知らないの?」と驚かれることはありますが、それだけです。
興味を持ったことはその場で聞けばいいですし、もっと深く知りたいと思えばスマホでもパソコンでもいくらでも調べることができます。行動することができます。
自分と関わりあう相手―会話をする相手がどんなことに興味を持っていて、どんなことを聞いて欲しいと思っているのか。
そこに関心さえあれば、話題に困ることはありませんよ。
ニュースを見ない生活を実践してみる方法
インターネットの普及で手軽にニュースが手に入れられるようになった一方、意図的に「見ない」と決めなければ情報は嫌でも日常にもぐりこんできます。
ニュースを見ない心穏やかな生活を手に入れるために、具体的にどのような行動を起こせばいいのかを紹介させていただきます。
テレビでニュースを見ない生活を手に入れる方法
最近ではテレビを見ない・置かない方も増えているようですが、心を震わせる映画やドラマなどを観るために便利なツールでもあります。そんなテレビを撤去するのは少々ハードルが高いので、まずは「何となくでつけない」ことを意識しましょう。
とはいえ、無意識の習慣としてテレビをつけられる方も多いのも事実。
そこでおすすめしたいのが、テレビのリモコンから電池を抜くこと。現在直接テレビの主電源を押している方は、テレビの電源コードをコンセントから引き抜きましょう。
見るためのハードルを上げることでテレビをつけることがめんどくさくなり、自然とニュースを見ない生活を手に入れることができるようになります。
スマートフォンでニュースを見ない生活を手に入れる方法
最も身近なツールであるスマートフォン。1台あれば情報収集もコミュニケーションをとるもでき、ゲームをして遊ぶこともできれば、お得に買い物をすることもできる。
そんな身近で便利なツールだからこそ、意図して排除しなければなりません。
- Yahoo!JAPANなどのキュレーションサイトを開かない
- ニュースアプリを開かない
- LINEのニュースタブを通話タブに変更する
- twitterの通知をオフにする
- twitterのトレンドを非表示にする
スマホの利用時間を認識できるアプリを入れると、自分がどれだけ無為な時間を過ごしていたのかを客観的に知ることができます。スマホを使える時間を制限することができると、無意識にスマホを開いてしまう時間を減らすことができるのでおすすめです。
必要なニュースのみ取りに行く
ニュースを見ないようになると、これまで自然と入ってきた必要な情報も入ってこなくなります。生活に支障をきたすと判断したものだけ、その情報だけを得る行動を起こしましょう。
私にとって本当に必要なニュースは
- 洗濯物を外干しするか決めるための天気予報
- 仕事上必要な税制改正などのニュース
だけでした
必要なニュース以外のニュースが同時に流れこんでこないよう、専用のサービスを使うのがおすすめです。
本当は必要でないのに必要だと思い込んでいるニュースの方が多いので、まずはニュースを見ない生活を30日以上送ってみる。そこで本当に自分の生活に必要だったのかを見極めることが肝要です。
知らない分野の知識との出会いかた
これまでニュースを見ることで自然と入ってきた情報がなくなると、情報は自らの意思をもって取りに行かなければなりません。興味を持った分野については意図的に調べるため深く学ぶことができますが、それでは既知の世界から視野を広げることができなくなってしまいます。
視野が狭くなると状況判断の視点に欠け、臨機応変な対応ができなくなってしまったり、物事への理解力も低くなってしまいます。また非効率な考え・行動となり、新しいアイデアや想像力も広がりませんので、意識的に新しい分野の知識を増やす努力が必要になります。
ここからは、知らない分野の知識との出会いかたを2つご紹介します。
人との会話
毎日会う人が限られていて毎日同じようなルーティンの日々をこなしていても、人の考えていることは常に一つではありません。その人が関わる人・もの・ことといったできごとによって、思わず話したくなる話題というものは一定ではありません。
同じ地域に住む友人や同僚であれば、新しくオープンした近所のお店や「美味しかった」と話してくれたお店の情報。休日にどんなことをして過ごしているのかという話題から、興味を持ったものについて調べるようにしています。
実際にそのお店に行ってみたり調べたりしたことを次に会ったときに話題にすることで、相手により自分のことに興味をもって話をしてくれていると思ってもらうことができるので、相手とより深い関係を築いていくとっかかりとなるメリットもあります。
書店
大きな書店では様々な分野の本を幅広く取り扱っています。日本で刊行される新刊書籍は、年間約7万5千冊。毎日200冊以上の本が出版されている計算になります。
本は1つのテーマについて深く掘り下げて書かれているので、興味をもった分野について体系立てて効率よく学ぶことができます。
思わず手に取ってしまいたくなるような話題の新刊、平積みされたきれいな装丁の本、何となく気になるタイトル…その中からたった1冊の本を手に取るだけで、新しい世界をグンと広げることができます。
ニュースを見ないことが幸せへの第一歩
ニュースを見ない生活を始めると、本当に見なくていいのかとソワソワ落ち着かない気持ちになるかもしれません。しかしそれは一時的なもの。これまでの習慣を変えようとしているので、脳がビックリしているだけです。
何をしていいかわからないと暇を持て余してしまったときは、まずは自分にとって本当にやりたいことを見つめ直すのがおすすめです。ネガティブな感情に振り回されて疲れ切った心としっかりと向き合うことで、本当にやりたいことをみつけるきっかけとすることもできます。
本当にやりたいことが見つかると、ニュースを見なくなったことで余っていた時間が足りないと感じるようになるかもしれません。そんなときは朝の時間を有効に使うことで、より自分のためだけの時間を増やすことができますよ。
完徹ばっかりの完全夜型。低血圧で朝が苦手な私でも4年以上朝活が続いている理由をまとめた記事を紹介しますね!
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