LEDの蛍光灯が普及するにつれ、白光りが眩しい、辛い、疲れると感じる方が増えています。家であればいろいろと対策のしようもありますが、職場ではそうもいきません。
仕方がないと我慢していると、ただ目が疲れるだけではなく、頭痛を引き起こしたり目に障害が出ることもあります。判断力の低下など能率も落ちるので、早めに対処していきましょう。ここでは今すぐ簡単にできる5つの対策をご紹介します。
なかでも特におすすめは「ブルーライトカット眼鏡」をかけること!
それぞれ詳しい解説のほか、病気が隠れている危険性についても紹介してありますので、最後までお付き合いくださいね!
蛍光灯の光が眩しいときの対策①意識的にまばたきをする
眩しさを感じる原因の一つとして、ドライアイが考えられます。
通常、網膜の表面はなめらかで光が奥にまっすぐ届きます。ドライアイなどで涙の量が減ったり、網膜が傷ついたりして表面がでこぼこになると、光が乱反射することにより眩しく感じるのです。
まばたきは涙の分泌を促す刺激となり、涙を出したり、出た涙を目の表面に均等にいきわたらせる働きがあるため、眩しいと感じるときにも効果的です。
ドライアイが原因による蛍光灯の光の眩しさをさらに軽減したい場合は、薬局やドラックストアで処方箋なしでも購入可能なドライアイ用の目薬を使うとよいでしょう。涙液のバランスを整える成分(ごま油、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム水和物、コンドロイチン硫酸エステルナトリウム、パンテノール、ヒアルロン酸Naなど)が配合されているものが有効です。
市販の目薬では効果があまり感じられない場合は、眼科を受診しましょう。
検査の結果ドライアイが認められるようであれば、症状に応じて人工涙液や水分分泌を促進する点眼薬による治療のほか、涙の出口に栓をして人為的に生理的な涙の排出を遮断する涙点プラグといった治療が受けられます。
蛍光灯の光が眩しいときの対策②テレビやパソコン、スマートフォンなどの光量を下げる
テレビやパソコン、スマートフォンなどのディスプレイは、蛍光灯の光のように見上げないと目に入るものではなく、直接視界に入れなければならないもののため眩しいと感じやすいです。
外部モニターを使用している場合はモニターにあるボタンを使用して輝度を調整します。
本体とディスプレイ一体型・ノートパソコンなど内蔵ディスプレイを使用している場合は、「スタート」ボタン→「設定」
→「システム」の設定
→「ディスプレイ」の「内蔵ディスプレイの明るさを調整する」から変更ができます。
内蔵ディスプレイ・外部モニターに共通して、夜間モードの設定もおすすめです。
ブルーライトが少ない色合いになってくれるため、目の疲れや眩しさの感じ方も軽減されます。「夜間モード」と名前が付いていますが、設定さえすれば時間を問わずに夜間モードにしておくことができます。
内蔵ディスプレイの明るさを調整するときと同様、「スタート」ボタン→「設定」→「システム」の設定→「ディスプレイ」から色の「夜間モードの設定」を選択
常時オンにしたい場合は、オンからオフまでの時間を最大限にしましょう。
夜間モードは本体画面と表示される色合いに比べて、温かい色合いになります。実際の色合いとは異なってしまうので、動画編集や画像デザインといった繊細な色合いを表現する作業を行う際はオフにして作業するのがおすすめです。
蛍光灯の光が眩しいときの対策③パソコンのモニターにフードを付ける
蛍光灯の光がディスプレイに映り込み、反射して眩しくならないように遮光フードをつけるという方法もあります。
組み立て不要で素早く取り付けのできるマグネットタイプのものから、100均材料を使って1000円以下で自作することもできます。
蛍光灯の光が眩しいときの対策④ブルーライトカット眼鏡・遮光レンズ眼鏡をかける
ブルーライトとは、波長が380~500nmの青色光のことで、人の目で見ることのできる可視光線の中でも、最も波長が短く強いエネルギーを持ち、角膜や水晶体で吸収されず網膜まで到達する性質があります。
ブルーライトカット眼鏡は、特殊なコーティングにより眩しいと感じるブルーライトをブロックすることができます。
ブルーライトカット眼鏡はレンズが透明のもの色つきのものがありますが、透明のものは蛍光灯などの光を反射するため眩しく感じます。色つきのブルーライトカット眼鏡は蛍光灯などの光を反射することなく、眩しいと感じるブルーライトをより効果的にカットすることができます。
遮光レンズ眼鏡とは、いわゆるカラーレンズのことです。人それぞれに異なる見やすい色・眩しいと感じる色を調整し、コントラストをはっきりとさせる効果があります。サングラスとは違い明るさをカットしないため、色味や明るさはできる限り自然なまま維持することができます。
様々なカラーがありますが、見えやすさには個人差があり、合う・合わないがあります。好みではなく見やすい色を選ぶためには、眼科や眼鏡店のサポートが必要です。
ブルーライトカット眼鏡・遮光レンズ眼鏡のいずれも身に着けるものですので、オフィスのみならず外出の際買い物に寄った店舗で蛍光灯の光が眩しいと感じる場合にも有効です。
蛍光灯の光が眩しいときの対策⑤机に暗めのマットを敷く
机の色が明るいと、蛍光灯の光を反射して眩しいと感じます。暗めのデスクマットを敷くと、蛍光灯の光を反射させず吸収してくれるので眩しさを抑えられます。
蛍光灯の光が眩しいと感じる原因は病気の場合もある
LEDは蛍光灯や自然光に比べ、光が特定の方向に集中して出ています。そのためその特定の方向にいる場合眩しいと感じやすくなりますが、眩しいと感じる原因が眼に疾患のある場合もあります。
蛍光灯の光が眩しいと感じる原因と考えられる眼の疾患は下記のようなものがあります。
上記のように眼に疾患がある場合のほか、自律神経失調症の場合は最も出てきやすい症状として血流の低下が挙げられます。血流の低下により、眩しいと感じた時に瞳孔を狭めて光量を調整する筋肉を正常に動かせず、光量を減らせず眩しいと感じてしまうのです。
眩しさの感じ方はひとそれぞれですが、一緒にいる職場の同僚は眩しさを感じておらず、自分だけが眩しいと感じている場合は病気の場合もあります。
一度きちんと眼科医を受診して診察を受けましょう。
ブルーライトカット眼鏡は1つバッグに忍ばせておくと安心
明るさの感じ方は人それぞれ。職場でも今すぐできる5つの対策は
仕方がないと我慢していると、ただ目が疲れるだけではなく、頭痛を引き起こしたり目に障害が出ることもあります。判断力の低下など能率も落ちるので、早めに対処をしていきましょう。
蛍光灯の光が眩しいと感じる原因は光の波長によるものの場合もあれば、眼や身体の不調が原因の場合もあります。長引く場合・症状がひどい場合は一度眼科医を受診し、診察を受けることをおすすめします。
特に木・金あたりで眩しいと感じやすい私は、眼科では問題なく疲れから自律神経が乱れやすくなっていることが眩しさを感じる原因でした。
ブルーライトカット眼鏡・遮光レンズ眼鏡をかけるのは、職場だけではなく外出時に訪問した店舗の明かりが眩しいと感じるときにも有効ですので、1つバッグに忍ばせておくと安心です。
もちろんずっとかけていても大丈夫ですよ
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